佐藤琢磨の予選タイム取り消しや予選タイムなしでエンジン交換が2台、それに予選タイムなし2台と計5台のグリッド順に悩むFIAという
記事があがって、琢磨の順位は最後尾じゃないかもと期待したが、逆に悩んだFIAは原理原則通りにしたのか、結局琢磨は一番後ろのグリッド。
レースでは琢磨、燃料満載にしてピットスタート。終盤9位まで上げ、8位のクリスチャン・クリエンを毎周1秒近く速く激しく追い上げ、途中で周回遅れにされていた1位キミ・ライコネンをオーバーテイクの快挙!などなどラスト2周で2秒ちょっとまで追い上げたが、最終周回、なにかがあったみたい*でフィニッシュ時では38.3秒差。惜しい惜しい9位。
佐藤琢磨、20位スタートから9位は素晴らしいが、ノーポイント。ジェンソン・バトンは13位から5位で4ポイント。琢磨の予選成績は14位だったわけで、やはり予選タイム取り消しは痛い、痛すぎ。。。
レースはスタートでルノー2台とライコネンがちょっと行ったり来たりしていたが、すぐにライコネンが独走、「機械的トラブルがないかぎりこのまま行くのでしょうね」(ITVのアナ)・・・、その通りに今回はトラブルもなく優勝。2連勝で今季5勝目。
残り2周で、2位走行のファン・パブロ・モントーヤがコーナーでオーバーラン。フェルナンド・アロンソが難なく2位になりそのままフィニッシュ。この結果ドライバーズポイント、アロンソとライコネンは24ポイント差。これはアロンソ、最年少チャンピオンに向かってますます優位になってきました。
*
we were very short on fuel so I had to back off on the very last lap. 燃料も非常に少なくなったので最終ラップはスピードを落とさなくてはならなかった。佐藤琢磨公式サイトより
+追記
・佐藤琢磨「トルコGPでのチームの指示に混乱した」 (
F1通信)
・ニック・フライBAR代表「デヴィッドソンはご自由に、琢磨は安定性を証明してほしい」 (
F1通信)
・ニック・フライBAR代表、ウィリアムズにバトンの契約破棄の話し合いを提案 (
F1通信)
・英国のサイト「タク、最後尾からの反撃で9位に」 (
F1通信)
F1第14戦トルコGP決勝結果
1 K・ライコネン マクラーレン
2 F・アロンソ ルノー
3 J・P・モントーヤ マクラーレン
4 G・フィジケラ ルノー
5 J・バトン BAR
6 J・トゥルーリ トヨタ
7 D・クルサード レッドブル
8 C・クリエン レッドブル
9 佐藤 琢磨 BAR
10 R・バリチェロ フェラーリ
11 J・ヴィルヌーヴ ザウバー
12 R・シューマッハ トヨタ
13 R・ドーンボス ミナルディ
14 N・カーティケヤン ジョーダン
15 T・モンテイロ ジョーダン
写真は
フィンランド(ヘルシンキ)
2005年8月15日撮影